コミカレ留学 費用

アメリカ留学費用（語学学校）をご覧になった方はアメリカの語学留学費用を意外と安く済ませられることをご理解いただけたものと思います。

今度はアメリカのコミュニティカレッジに入学する場合を考えてみましょう。

コミュニティカレッジとはアメリカの公立2年制大学です。「コミュニティ」という言葉が表わす通り、もともとは地域住民を対象とした高等教育機関として発展してきたのですが、現在では広く留学生を受け入れています。

コミュニティカレッジは四年制大学に比べて学費が安く、入学の敷居も低いため、現在大変人気があります。卒業時には日本の短大を卒業した場合と同様に準学士号を取得することができ、そのまま四年制大学に3年生として編入することも可能なため、アメリカ人大学生の4割、そして男女問わず多数の留学生はコミュニティカレッジから四年制大学に編入する形でトータルの教育費を節約しています。

今回はワイオミング州にあるノースウェストカレッジという学校を例に取ってみましょう。ノースウェストカレッジは学費や生活費がリーズナブルで、TOEFL などの英語テスト不要で入学できるコミュニティカレッジです。下記は学校が発表している1学年間にかかる平均的な費用になります。

• 2024年10月07日に確認された情報です。1学年間とは学期が開講している期間 = 正味9カ月を指します。夏休みなど休暇中の生活費等は上記に含まれていません。
• 生活費は学生寮の2人部屋で1学期（16週間）あたり220食+α分の食事を学内カフェテリアで摂ることを想定しています。
• 新入生は全員、初学期に$2300の奨学金が支給されます。学業成績で GPA 2.0を維持すると翌学期も同様に支給されることになります（年$4600）。

1学期目に$2300、翌学期も同額の$2300の奨学金が支給されたと仮定し、$1 = 150円（2024年10月現在のレート）で換算した場合、1学年間の学費＆生活費は約228万円ということになります。 但しこの金額には夏休みなど休暇中の生活費は含まれていません。また、留学中は医療保険にも加入する必要があります。こうした諸々を含めて考える場合、年間の総予算として約280万円程度を想定しておくとよいでしょう。

1ヶ月に換算すると約23万円で、これを安いと受け取る方は少ないかも知れませんが、この中に授業料から生活費、食費、保険料まで全て含まれていることになります。日本で短期大学に通う場合の費用はどうでしょうか？ 平均的な初年度納付金（授業料と学校諸経費）は130万円前後といったところです。もちろんこの中には生活費も含まれていなければ食費も含まれていません。生活していくのにかかる費用は全くの別ということになります。 その点を加味すると、円安傾向の現在であってもアメリカでのコミュニティカレッジ留学が意外と経済的であることがおわかりいただけると思います。

それでは四年制大学の場合ではどうなのでしょうか？ 次回はそれを見ていきましょう。