ELS 一覧

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2001年の5月から2003年の5月まで、丸々2年間、当時現役の留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せて下さった日記です。当時から大分月日が経ちましたので、現在のアメリカ留学・生活事情にそぐわない箇所もありますが、当時の貴重な記録として、また、ひとつの読み物としてお楽しみ下さい。 【目次はこちらです】

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フォーマルなディナーに出席

#12. (2001年07月02日)

今日は朝から寒いのです。というと、どんより曇った空を思い浮かべそうですが太陽はカンカン照り。でもすごく肌寒いです。さっき台所の温度計を見ると、夕方の西日で暖かいと言っても摂氏24度でした。こりゃ寒い!

また、本日2回目のテストが終わりました。ほっとしていられるのは束の間で、次の水曜日(この授業の最終日)に最後のテストがあるため、もう準備を始めなくてはなりません。

この週末はずーと勉強してました。幸か不幸か、ボーイフレンドは土曜日からカナダの親戚のところへ出かけているので、今回のテストは前のテストよりよくできました(つまり週末よく勉強できたということ)。

しかし先週の金曜日はボーイフレンドの会社の人の送別会ディナーがあったのでお呼ばれしてきました。彼の会社( G の付くタイヤの会社)のプラントマネージャー(日本語に直すと、工場長? なんか、かっこよくないな…)が別の場所へ異動になるので、とあるゴルフクラブのカントリーハウスで送別会が開かれたのでした。

これに出かけることを聞いたのは先週に入ってからでした。急だったので何を着て行ったらいいのかわからず、またどんなパーティなのかもよく理解できず、ボーイフレンドには「いつもきれいだけど(あ、どもすいません(^^ゞ)、いつもよりちょっときれいにしてきて」と言われました。

で、先日スーパーで$8.88「ケニア製」のノースリーブのドレスを買ったので、それを着て行くことにしました。この値段にしてはなかなかいいものだったのです。ボーイフレンドにもデジカメの画像を送り "OK" をもらいました。

で、ルームメイトに「これ着て行くねんけど」と見せると、「私、何着かドレス持ってるから貸してあげる」とのこと。彼女にはこのケニア製のドレスがそのパーティには不釣合いと映ったのでしょう。

彼女が見せてくれたのはシルバーのタイトロングドレス。しかも私に「似合いそう」なのです。着てみるとなんとサイズもぴったり、しかもケニア製のドレスより「セクシー」に見える…。

「これ貸して、これ貸して!」ついでにゴールドのマニキュアまで借りました(アメリカではシンプルな生活を送っているのでここ何年もマニキュアをしたことがありません)。

当日は念入りにお化粧をして、マニキュアをして、まずはボーイフレンドの家まで。準備に1時間近くかかってしまったので予定より到着が少し遅れました。彼もネクタイを締めて普段より「おめかし」しておりました。

「このドレス、ルームメイトに借りた。今日のパーティに合わないようだったら、こっちの「ケニア製」に着替えるけど?」というと、「これでいい」ということでした。あまり驚いた様子もなかったので、これだったらケニア製でもよかったかもと思いました。それとも「あまりにも美しかった」から言葉が出なかったのでしょうか…。

会場はゴルフクラブのクラブハウスだったのですが、敷地内には豪邸が立ち並び、我々一般人には普段なら縁遠い場所です。

会場に入ると、すでに何人かの方が来られてました。ボーイフレンドに見せてもらった参加者リストによると30人くらいの人数で、私たち以外は全員「夫婦」でした。だからボーイフレンドの会社の人たちに「僕の彼女です」って紹介されたのは嬉しいような、恥かしいような、妙な気分でした。

ディナーが始まりました。私とボーイフレンドは「ビーフステーキ」を注文していました。他には選択肢として「魚」と「チキン」がありましたが、私たちは「ビーフ」を選びました。なぜならオハイオ州で食べる魚ほどまずいものはないですし(ちなみにオハイオ州に海はありません。州が面しているエリー湖は汚染されています)、チキンはちょっと飽きてきました。

私の隣の女性は魚、ボーイフレンドの隣の女性はチキンを注文していました。ところが食べ始めてすぐに2人とも「まっず~!」のひとこと。「あなたも食べてみて」と私に分けてくれるんですが、内心(いらんちゅうねん!)でした。

でも話の種にと食べてみるとこの魚のまずいこと…。チキンもぱさぱさ。ステーキが最高においしかったわけではないですが、ずーっとましでした。ボーイフレンドと2人で「よかった、よかった」と言いました。

主役の方がみんなからいろんなプレゼントをもらって、お別れの言葉を言って終わりました。ちょっと緊張したけど楽しかったです。

何人かの人に「今度うちへ遊びに来てね」と誘われたり、「彼(ボーイフレンドのこと)はいい人よ」という言葉を聞いてほくそえんだり、過酷な今日の試験前にリッチな気分を味わえました。

写真を撮ってないのが残念です。だって初めて会う人たちを前に、写真ぱちぱち撮るのもなんだか図々しいと思いまして。

しかし今週の水曜日は「独立記念日」です。楽しい話と写真、期待しておいてください。ではまた。【第13話へ】

カリフォルニアミラマー大学

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