2001年の5月から2003年の5月まで、丸々2年間、当時現役の留学生だったトシエさんが MIYACO に寄せて下さった日記です。当時から大分月日が経ちましたので、現在のアメリカ留学・生活事情にそぐわない箇所もありますが、当時の貴重な記録として、また、ひとつの読み物としてお楽しみ下さい。 【目次はこちらです】
カナダ人の彼、日本のラジオ出演
- #44. (2002年04月08日)
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日本は新年度が始まる季節ですね。お花見もとっくの昔に終わってしまったとか。新入社員が入ってくる前にお花見が終わってしまうと、去年の新入社員が再び花見の場所取りをしたんでしょうかねぇ。
それはさておき、今回2度目の「ラジオ出演」をしてしまいました。去年の10月に出演依頼があり(日記30参照)、今回も同じ番組から「その後のとしえさん」みたいな内容でお願いしま~す、言われてました。
今回は日曜日の夕方の出演で(日本の時刻で月曜朝6時過ぎ)、しかもなんとボーイフレンドまで出演してしまいました!
結構彼はシャイな人なので、最初は「え~?」ってな感じだったんですが、そのうちのりのりになってきて、でも出演間近になると緊張し始めたみたいです。家から日本語の本を持ってきていて、「○○はどこですか?」の練習を始めたので、(そんなんラジオで関係ないやん)と思ったのですが、指摘するのもやめました。せっかく勉強する気になっているのにねぇ。
はじめは私のスピーチパソロジストの勉強やクリニックの様子の話になりました。その間もボーイフレンドはそわそわ。ラジオのパーソナリティの人は少し英語ができる方なんですが、通訳が必要な場合のために電話を「親子電話」(懐かしい響き…今でもあるのかなぁ)にして、同時に2人がしゃべれて、私も彼がしゃべっている間、向こうが何をしゃべっているのかわかるようにしました。彼はかなり緊張してましたね。なんか日本語でしゃべらなって思って、目の前にメモまで置いていたのに、彼がしゃべり始めてすぐにエンディングテーマが流れ出し、彼の出番はあまりなかったです。
前回よりも少し時間が短かったみたいですが、「あなたと話してると時間を忘れてしまいます」と言われ、また出てくださいとまで言われました。その後、番組のコーディネータの方からメールを頂き(前回の出演からちょくちょくメール交換はしてたんです)、「また出ていただくと思いますが、その時はもう少し彼も日本語上手になってたらいいですね」と書かれていました。この日記と同じく「連続もの」になるかもしれません。
あと1ヶ月で春学期が終わり、とうとう夏休みです。それまでの1ヶ月にしなければいけないことが富士山ほどあり、あともう少しの我慢です。この日記の連載を始めさせていただいたのが去年の夏休み少し前からでしたから1年経つんですねぇ。来月はとうとうルームメイトも卒業し、私もまた引越しです。引越し先は、またの機会に書きますね。では本日はこれにて。 【第45話へ】